脳梗塞データベース | 脳梗塞の前兆・後遺症・原因・予防

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脳梗塞における急性期治療と慢性期治療

      2016/02/20

脳梗塞における急性期治療と慢性期治療

医療機関による検査の結果脳梗塞と診断されると即時治療が開始されます。

特に脳梗塞発症から直ぐに始める治療は「如何に今後の生活の質を保てるか」「如何に運動能力(動作)に支障が無いか」など後遺症を残さないためにも重要なポイントとなります。

治療に際して、発症直後からの治療の流れには2つのステップがあり、それぞれ急性期治療慢性期治療に分かれます。

脳梗塞発症直後からおよそ1~2週間の間に施される治療を急性期治療といい、この急性期治療は特に生活の質を保ち後遺症を残さないためにも非常に重要な期間であるため、いかに早急に治療に取り掛かれるかに大きく左右され、脳梗塞における急性期治療のタイムリミットは発症後3時間以内に治療着手することとされています。

代表的な脳梗塞の急性期治療

急性期治療には代表的なものとして下記のような治療があります。

血栓溶解療法 血栓溶解療法とは、血管を詰まらせる原因となっている血の塊
つまり血栓を溶かすことによって、血流を取り戻しひいては脳
の働きを取り戻す療法の事です。
抗凝固療法 抗凝固療法とは、血液を固まりにくする薬剤によって
血栓ができることを妨げる治療方法です。

簡単に言うと血液をサラサラにすることによって、血液が
固まりにくくして血栓が出来にくくする療法で、この
抗凝固療法に使用される薬の事を抗凝固薬と言います。

抗血小板療法 抗血小板療法とは、主に薬剤によって血小板の凝集を
妨げ血栓形成を抑える療法です。

簡単に言うと血液をサラサラにすることによって、血小板が
集まらないようにして血栓が出来にくくする療法で、この
抗血小板療法に使用される薬の事を抗血小板薬と言います。

上記以外にも抗浮腫療法や脳保護療法などがありますが、特に脳梗塞発症から3時間以内に施される血栓溶解療法は今後の経過に重要な治療となりますが、「発症後3時間以内」という限られた時間のなかで治療を受けることは困難であるため、血栓溶解療法を受けることが出来ない場合は多い。

※急性期治療の各治療法について別途ご紹介しておりますので併せてごらんくださいませ。

次に脳梗塞治療における慢性期治療は、急性期治療を施した後に病状の再発を予防したり、身体及び症状の管理、また後遺症に対しての対策・リハビリの期間となります。

先述の急性期治療は脳のダメージを回復し機能を取り戻すための治療であったのに対して、慢性期治療は再び脳梗塞を発症しないように努め、身体の機能を取り戻す治療であるといえます。

麻痺や失語、または視野回復などをはじめとしたリハビリテーション及び、投薬による脳梗塞の再発防止を目的とした治療となりますが、この再発防止のための療法としては抗血小板療法を用いられる事が多い。

また、身体の機能を取り戻すリハビリテーションも当然重要になっておりますが、それ以外にも生活習慣の改善や脳梗塞を発症する原因となった因子を取り除く治療も必要です。

その代表的なものとしては「高血圧症」「糖尿病」 「脂質異常症」の治療回復や禁酒・禁煙などの節制、またはメタボリックシンドローム・肥満の改善などがあります。

繰り返しになりますが、脳梗塞における慢性期治療はこのように再び脳梗塞を発症しないように努め、身体の機能を取り戻す治療となります。

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