脳梗塞データベース | 脳梗塞の前兆・後遺症・原因・予防

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高次脳機能障害とは?

      2016/02/20

高次脳機能障害とは?
高次脳機能障害という言葉をご存知でしょうか?

脳の血管が詰まってしまい、詰まった先の脳細胞が死んでしまうことにより脳梗塞を発症し、手術や投薬などによって症状が改善したとしても、完全に症状がなくならず後遺症が残る場合があります。
どのような後遺症が残り得るのかは、脳梗塞の症状や発症した部位またはダメージを受けた血管の場所やダメージの深さによって様々で、後遺症の症状も様々であることは言うまでもありません。

しかし、目に見えて明らかにわかる後遺症もあれば、他人から見ても判別が付かない若しくは患者自身にさえも自覚のないような後遺症というものも考えられます。

その一つに高次脳機能障害というものがあります。

無事に脳梗塞の治療を終えてMRIなどの検査でも異常がなく、晴れて退院となったものの、イザ社会生活に戻ると脳梗塞を発症する前と比べると少し性格が変わったような気がする、退院して勤め先の会社に復帰して初めて問題が明らかになるなど、検査や外見からはその症状がわかりにくいため、周囲のひとからも本人にすら症状がわかりにくいことが特徴です。

高次脳機能障害の症状の例

前述しましたが、脳梗塞を発症した場合にダメージを受けた部位により症状が異なるように、高次脳機能障害も同じくダメージを受けた部位により症状が異なります。

その症状は千差万別ではありますが、いくつか高次脳機能障害の症状の例として列挙します。

  • 自発的な行動を起こすことができない。
  • 疲れやすく、ボーっとしている。
  • 怒りっぽい。
  • 決断、選択することができない。
  • 物事を覚えられない
  • 家族の顔が思い出せない。
  • 見慣れたものの形や色が認識できない。
  • 指示されたとおりの行動ができない。
  • 突発的な行動を取ってしまう。
  • 自分が考えている通りに身体を動かせない。

上はあくまで例ですが、高次脳機能障害になると起こりえる症状は記憶障害注意障害遂行機能障害失語症などがあり、またスグに怒り出す・突然泣き出す・急に無感情になるといったような社会的行動障害などがあります。

いずれも他人から見ると、障害であることが解りにくく「もともとそういう人なのかな?」と思われるような症状が多いため、周囲の人からはとても理解を得にくい症状だといえます。

人間の脳の働きはとても複雑で高度なもので、「喜ぶ・怒る・泣く・笑う」といった人間特有の感情や、他人と会話をする、思考する、さらには手足や指先などを複雑に動かすための複雑な指令を出す脳の働きを「高次脳機能」といい、その複雑な制御や人間の感情などに纏わる部分の障害を「高次脳機能障害」といいます。

記憶障害・注意障害・遂行機能障害・失語症などについては、別の記事でそれぞれ個別に紹介します。

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