脳梗塞データベース | 脳梗塞の前兆・後遺症・原因・予防

脳梗塞に関する情報を収集し、発症する予兆や原因などを掲載。脳梗塞は誰にでも起こりうる病気です。手足の痺れ・めまい・ろれつが回らないなどの症状が気になる方は一度ご覧ください。

FASTの「S」

      2016/04/02

FASTの「S」
家族や身近な方に「何かおかしい」「いつもと違う」など、もしかして脳梗塞かもしれないと思った時のチェック項目をFASTといい、「F」では顔の麻痺を、「A」では腕の麻痺を、「S」では言葉の障害を、「T」では発症時刻を表しており、今回はその「S」についてご紹介します。

FASTの「S」はSpeechの頭文字で「話し方」をチェックするということです。

話し方が以前と異なることはないかなどを注意深くチェックすることによって言語障害や麻痺によって口や口角、舌などを上手く動かせているのかを見ます。

チェックの方法としては、日常の会話を注意深く見守るということでもよいのですが、簡単な本(絵本など)を音読することによって、舌がもつれることはないのかなどをチェックできます。

ここで流暢に発話ができないなどの症状は広義で失語症にカテゴライズされますが、失語症の多くの場合は左側の大脳にダメージを受けた場合に発症するため、流暢に話ができない・舌がもつれるといった症状と並び、身体の右半身に片側麻痺や感覚障害を起こすことがあります。

またここでもポイントになるのですが、発話や滑舌以外にも「簡単な文章や単語が出てこなくなっていないか?」などもチェックしておくポイントになります。

「舌がもつれる」というのは、ろれつが回らない状態のことを指していて、「ろれつ」という単語は普段あまり使うことのすこない言葉で、多少聞きなれないかも知れませんが、漢字で書くと「呂律」と書きます。

これは雅楽から由来している言葉なのですが、一般的には酒に酔ったりして舌がよく回らず言葉がはっきりしない状態や、言葉の調子が悪い状態をいいます。

そこをしっかりとチェックするのがFASTの「S」だということです。

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