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注意障害

      2016/02/20

注意障害

高次脳機能障害の症状の一つに上げられる注意障害は主な症状としては「注意力が低下する」「集中力を維持できない」などが挙げられる。

明らかに手足が動かないなどの症状とは異なり、高次脳機能障害における注意障害の場合は周囲の人や家族からも「どうしてそれができないの?」と感じられることもあり、特に周囲や家族や自分自身さえもその障害に気付かない・理解が得られにくいといった症状でもあります。

その注意障害は大きく4つに分類することができ、それぞれ「持続性注意障害」「選択性注意障害」「容量性注意障害」「全般性注意障害」とされます。

下記にそれぞれの特徴を簡単に説明いたします。

持続性注意障害

持続性注意障害は特に集中力や注意力を維持することが困難になります。

若しくは、何らかの物事に対して注意を配ることや何か一つのことに集中する時間が極端に短くなる障害を言います。

長い時間の集中ができなかったりしますので、何らかの作業を継続できなかったり、また注意力も散漫になりがちですので、気が散りやすく色んなところに気が向いてしまいがちです。

例えば人と会話をしていても話の内容が断片的になり筋の通らない会話になってしまったり、相手の話を断片的にしか理解できなかったりします。
また、身体機能は正常に見えて動作が困難になることはないのに、単純な運動や動作を継続・維持することが困難であったりします。

選択性注意障害

持続性注意障害の注意力が持続できない症状に似ていますが、選択性注意障害は気が散りやすく、いま何をするべきなのか選択・決定付けすることが困難になる状態を言います。

一つの例として、デスクワークを行っているとして周囲の雑音や他人が近くを通り過ぎたとしても、自分が今現在行っているデスクワークを最優先に継続しなければならないところを、周囲の雑音のほうにばかり気を配ってしまったり、近くを通り過ぎる人にばかり注意が向いたりなどします。

また、交通量の多い横断歩道を渡るときなどは周囲の車や歩行者に注意を配らなければなりませんが、空を飛ぶ鳥や景色のほうにばかり注意が向いてしまったりなどです。

これは、どこに注意を向けるべきなのか、一番注意しなければならないところはどこか、集中するべきポイントはどこなのか一つの方向に注意集中を絞り込めず、どこに集中すればいいのか選ぶことができない、選択性注意障害といいます。

容量性注意障害

容量性注意障害は複数の動作を同時進行したり、一度にいろんなことを行うための注意力が低下する症状です。

人間が無意識に生活の上で行う動作や思考は、複雑で高度な制御を必要とするものですが容量性注意障害は、その高度な制御をするための脳のキャパシティが足りなくなりやすく、少しの動作でも容量オーバーとなる状態を言います。

例えば、会話中に短い単語のやり取りや短時間の会話であれば問題なく理解できるのに、相手の語彙が増えたり、永い会話になると相手の話すことを理解できなくなったり、混乱したりします。
または、単純な動作の一つ一つの作業を順番に行うことはできても、それらを複数同時に行うことが難しいとか、少ない数の暗記はできても数が増えると覚えられなくなるなど。

全般性注意障害

全般性注意障害は注意力・集中力に関すること全般が低下し、前述の「持続性注意障害」「選択性注意障害」「容量性注意障害」を全て併せ持つ症状を言います。

それらの症状の中から何れかの症状が突出していたり、全般的にどの症状にも合う状態であったりなどします。

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